【費用・事例付き】No.1調査の費用・注意点 徹底解説


No.1調査のリサーチ手法の種類

媒体を活用して行うリサーチ

ネットリサーチ(アンケート調査)

ネットリサーチとは、モニター(調査対象者)にインターネットを通して「アンケートサイト」にアクセスしてもらい、Web上で回答してもらうという調査手法です。
ネットリサーチはコストが低く短時間で多くのデータを収集できることから、「量(金額や数量など)」や「割合(パーセンテージ)」のように数字で表現されるデータを収集する「定量調査」において用いられることが増えています。

 

ネットリサーチのメリット

1、短期間で調査の一連が可能
ネットリサーチの調査企画、調査結果をレポートとしてアウトプットするところまでを想定しても、3週間~1ヶ月ほどで行うことができます。

2、回収数が多く大規模な調査が可能
インターネットを通しての調査となるため、時間や場所を限定することがなく日本全国への調査が可能です。インターネットにアクセスできるツールとしても、以前はパソコンのみだったものが、現在はスマホやタブレットと幅広いため、利便性はより高くなっています。

3、紙を用いた調査よりも低コストで行うことが可能
調査票を印刷する費用、アンケート調査用紙を配布し回収するという人件費などを削減することができます。

4、ターゲットを絞った調査が可能
インターネットにアクセスしたデータの解析やトラッキングによってターゲット層の詳細な行動パターンを把握することができ、年齢や性別、居住地などを絞って調査結果をアウトプットすることが可能です。

このように、短期間での調査が可能なことや高回答率、低コストであること、またインターネットの特性を生かし、調査の目的や用途によって予算や規模を自由にカスタマイズできる点がメリットだと言えるでしょう。

ネットリサーチのデメリット

1、モニターに偏りが生じる
インターネットを活用するという点では、モニターの職業や年齢層が限定される可能性があるというデメリットもあり、目的によっては、正確な調査結果につながらない可能性もあります。

2、回答の信憑性に問題がある
インターネットにアクセスするだけで気軽に回答できるため、複数人を装ったり、データを大量に偽装も可能であるです。

3、パソコンとスマホの差
スマホの普及率が高まっている一方、インターネットでの回答ではパソコンの場合と比較をした際に、下記のような課題があります。

1)回答途中の離脱率が高い
2)複数回答可のマトリクス設問の場合答えづらいため、回答数が少ない
3)設問の見落としや適当な回答が多い可能性があるため、調査結果の信ぴょう性を欠く

これらの対策としてリサーチ業界全体で、パソコンとスマホでの回答の差を縮めるよう、調査票の作成方法を再考案するなどの研究が進められています。

ネットリサーチを活用したリサーチサンプル事例

【課題】
某飲料品メーカーでは、近年、飲料業界でも人気のあるアルコール飲料品「ハイボール」を半年前より新商品として発売していたものの、売上が低迷していました。そこでネットリサーチを活用し、ターゲット層である20代〜50代男女の消費者がハイボールを飲む状況と自社の商品においてプロモーション改善のヒントとなる情報を集めることにしました。

【調査概要】
・調査期間:3日間
・サンプル数:3,000s(ターゲット層である20代〜50代の男女)
・調査結果:5冠
・第1位獲得項目:食事と一緒に楽しみたいお酒/ビールを飲む人にオススメのお酒/気軽に飲めるお酒/揚げ物と合うお酒/二杯目に飲みたいお酒

【ネットリサーチ調査結果】
ネットリサーチにより、3日間のうちに3,000名のモニターからハイボールに関する飲酒状況を調査することに成功しました。これまで、ハイボールはウイスキーを嗜む際の飲み方の一種として主に40代・50代の男性から人気があり消費されるアルコール飲料だとイメージされており、競合他社では40代・50代の男性が好みそうなプロモーション(例:渋いカウンターバーなどで40代・50代の男性がハイボールを嗜んでいる様子を撮影したTVCMやポスターなど)を展開していました。

しかし調査を進めていくと、自社製品に関しては40代・50代の男性からだけではなく20代・30代の男性や女性全般でも「ビールほどの爽やかさはないけれど食事と一緒に楽しめそう」「少しお酒をたしなみたい時に飲みたい」というような声を拾うことができ、普段はビールを飲んでいるけれどビールより気軽に飲める新しい定番アルコールドリンクを求めている層に好評であることがわかりました。

【施策に活用】
上記の結果を踏まえて、これまで行っていた「40代・50代の男性が嗜むアルコール飲料」といったプロモーションを一新。「食事の際に一緒に楽しむことができるアルコール飲料」としてPRを進めました。またそれらの結果より「食事と一緒に楽しみたいお酒」「ビールを飲む人にオススメのお酒」「気軽に飲めるお酒」「揚げ物と合うお酒」「二杯目に飲みたいお酒」の5部門でNo. 1を獲得することに成功。

これまでハイボールの消費は40代・50代の男性が占めていたのに対し、20代30代の男女にも購買が進むなど消費者の幅も広がり売上も目標額を達成することができました。

ホームユーステスト(HUT)

ホームユーステストとは、新しい製品・サービスや改良品をモニターの自宅に送付し、一定期間の活用、あるいは、試飲・試食してもらい、アンケートに回答してもらうという調査手法です。栄養機能食品、スキンケア用品、ヘアケア用品、美容機器などのように顧客が一定の期間活用してみないと効果を実感できないような製品・サービスが対象となります。

ホームユーステスト(HUT)のメリット

1、ターゲットの実態に近い本音を聞くことが可能
実際の家庭環境や生活習慣の中で試用されるため、よりモニターの実態に近い本音が聞くことができます。同居人や周囲の意見なども聞くことができるため、モニターの使用環境を想像する手助けにすることもできます。

2、製品・サービス活用の途中経過を調査することが可能
モニターに一定の期間試用してもらうことによって、製品・サービスに対し飽きが来ないか、製品・サービスの消耗の度合いはどう進むのかなどを一緒に調査することが可能です。製品・サービスが発売された際には実際のユーザーがどう活用しているのか経過を追って確認することはできないため、製品・サービス改善の部分でも貴重な回答を得ることができると言えるでしょう。

3、調査を介して製品・サービスのファンを作ることが可能
モニターに一定の期間を通じて製品・サービスの試用品に触れてもらうため、実際に製品・サービスが発売された際には継続的に活用してくれるファンとなる可能性が高いと言えます。

ホームユーステスト(HUT)のデメリット

1、ある程度の費用がかかる
実際にモニターに製品・サービスの試用を行ってもらうため、製品・サービスの発送料や報酬などの際に費用がかかります。製品・サービスによっては試用後に回収するための送料もかかります。

2、試用についてモニター毎にずれが生じる場合がある
モニターが実際にどのように製品・サービスを試用しているのかの状況は確認できず、また製品・サービスの管理自体はモニターに一任されるため、試用方法などにもずれが生じることもあるでしょう。途中離脱をするモニターも居るでしょう。

ホームユーステスト(HUT)を活用したリサーチサンプル事例

【課題】
某介護用品メーカーでは介護者向けのオムツを販売していましたが、市場で人気があったのは多くの人が聞いたことのあるような消費財メーカーから出ている「パンツ」タイプのオムツであり、自社のオムツの特徴である「テープ」を活かしたオムツはターゲット層にあまり利点を知られていなかったこともあり売れ行きが芳しくありませんでした。

そこで、実際に介護用オムツを活用しているユーザーの声を拾い、プロモーションのヒントとなる情報を集めることにしました。

【調査概要】
・調査期間:2ヶ月間
・サンプル数:500s(ターゲット層である70代以上の男女がいる家庭)
・調査結果:2冠
・第1位獲得項目:就寝中に使いたいオムツ/吸収力がすごいオムツ

【ホームユーステスト(HUT)調査結果】
ホームユーステストにより、調査期間中は同一の70代以上の男女であるモニター並びに周囲の家族に、普段の生活の中で自社製品の「テープタイプ」の介護用オムツを試用してもらうことで、モニター全員に対して同一条件下で偏りがない結果を得ることができました。これまでは、モニター内にもテープタイプのオムツは装着テープが肌に当たってかぶれる介護者が多数おり、パンツタイプのオムツの方が介護者も介護する側の利用者も気持ちよく負担なく使い続けられるとイメージされていました。

しかし、調査結果の中で、パンツタイプのオムツはモニターが自分でオムツの履き心地を調整できたり、と、ある程度自立した生活を送れる介護者には最適であるものの、重度の介護が必要な場合の介護者にとってはテープタイプのオムツの方がフィット感があり自身が運動をしている最中にも就寝中にも安心して使用することができる、などの意見を得られました。

【施策に活用】
上記の結果から「就寝中に使いたいオムツ」「吸収力がすごいオムツ」の部門でNo. 1を獲得することに成功。そういった点から商品のコンセプトとして「不安な時も安心して履くことができるオムツ」を設定し、従来他社の介護用オムツで「履きやすさ」に重点が置かれていたプロモーションに対し、消費者の「ケアがしっかりしている」というニーズに答えるプロモーションを展開することができました。

ターゲット層である70代以上の男女の中でも重度の介護が必要な介護者にきちんと商品をプロモーションでき、売上を目標額の200%で達成することができました。

郵送調査

モニターに郵送で調査票を送り、回答後、調査票を返送してもらうというリサーチ方法です。印刷費や人件費、手間もかかり、一般的に集まる回答数は送付量の3割が平均的と言われています。そのため、あらかじめ調査協力に同意したモニターのみに送付する、報酬を用意するなど、調査側としても工夫が必要なリサーチ方法になります。

このように費用と手間がかかる一方、全年齢層に偏りなく調査を依頼することができるというメリットもあります。

郵送調査を活用したリサーチサンプル事例

【課題】
某金融機関では50代・60代向けに投資信託サービスを提供していましたが、なかなか売れ行きが思うようにいかず、自社内にモニターを抱えておらず、家計の資産・負債や家計設計などの状況を把握することが難しい状態でした。

そこで、郵送調査のリサーチ方法を活用し、全国規模で広範囲のモニターを対象にすることができ、インターネット調査ではアプローチしづらい50代・60代のモニター層が対象となる場合の調査、対面調査では正確な回答が聞き出しにくいような金融商材に関しての調査を正確に行うことにしました。

【調査概要】
・調査期間:1ヶ月間
・サンプル数:300s(1,000sを対象とし回収率は約30%)
・調査結果:4冠
・第1位獲得項目:運用の手間がかからない投資信託サービス運用に自信がない方にオススメの投資信託サービス60代から簡単に始められる投資信託サービス老後も安心の投資信託サービス

【郵送調査調査結果】
投資信託について「お金をただ置いておくのはもったいない。やはり運用しなければ」と考えられるケースが少なくありませんが、家計の資産・負債や家計設計などの状況把握においても同じような意見を多数見ることができました。一方で、自社で商品として持っている投資信託に関して「今回の老後の生活を支える資金を大きく目減りさせるようなハイリスクな投資はすべきではない」として、リタイア後の生活設計が崩れてしまわないよう、資産保全を重視する商材をPRしていました。

この調査結果の中で、50代・60代向けを対象に提供していた投資信託の商材内容とモニターの大半が望んでいる投資信託の内容に相違があることがわかりました。

【施策に活用】
上記の結果から50代・60代向けのターゲット層が懸念している投資信託の「運用」に関して金融機関内の制度でフレキシブルに行っていくシステムを商材の中に組み込んだ新しい投資信託の商品を販売することにしました。その結果、「運用の手間がかからない投資信託サービス」「運用に自信がない方にオススメの投資信託サービス」「60代から簡単に始められる投資信託サービス」「老後も安心の投資信託サービス」の4部門でNo. 1を獲得することに成功。

50代・60代の投資信託で運用面をフレキシブルに行いたいというニーズに答えつつ、老後の生活を支える資産保全も重視できる商材であるというプロモーションを展開し、売上を達成することができました。

モニターと対面して行うリサーチ

グループインタビュー

複数名のモニターを1ヵ所に集めて直接的にアンケートや聞き取りを行うというリサーチ方法です。モニターに調査内容を正しく認識してもらえる点、モニターが答えたあいまいな回答に対し、その場で質問し直してその真意を掘り下げられる点等、回答の質を高められるメリットがあります。一方で、モニター数や範囲に限りがあるため多くの回答数を集めることが難しい点、言葉の受け取り方について個々の調査員や発言者の認識が影響するため回答結果にバイアスが生じるといったデメリットも存在します。

グループインタビューを活用したリサーチサンプル事例

【課題】
某お菓子メーカーの商品開発部では自社で「健康」を売りにしたお菓子を開発しようと思っていましたが、自社でモニターを抱えていないため、その商品がどういう層にどのような訴求をすれば効果があるのかについて、まだ明確に判断することができずにいました。

そこでグループインタビューのリサーチ方法を活用して「健康」を売りにしたお菓子のターゲット層、訴求方法についての仮説を抽出することにしました。

【調査概要】
・調査期間:1日間
・サンプル数:20s(5sのグループを4つ、性別は男女・年代は20代〜50代)
・調査結果:2冠
・第1位獲得項目:おじさんが食べても安心のお菓子/コレステロールが気になるあなたが手に取るべきお菓子

【グループインタビュー調査結果】
グループインタビューというリサーチ方法を活用することにより、少人数(5名程度)のモニターに対して、定量調査では得ることができない消費者の生の声を聞き、消費者のニーズを的確に捉えることができました。

今回は、男女各々20代〜50代のグループに分かれてもらうことによって、どちらの性別、どの年代に「健康」を売りにしたお菓子の評価がいいのかを適切にヒヤリングをすることに成功しました。自社の商材では「コレステロールを抑えられたクッキー」を仮発売として設定していましたが、各々のグループごとに自由なディスカッションの過程で、20代男性グループからは「コレステロールってそこまで気にしなければいけないものなんだっけ」というように薄い反応を得られましたが、30代・40代男性・女性グループからは「最近体重が増えたことを気にしているため特にコレステロールが少ないものであれば嬉しい」「コレステロールが全く入っていない場合であれば躊躇なく商材を手に取ることができる」というようにコレステロールに対して高い関心を得られ、新商品開発に繋がる消費者の新しい発想を引き出すことができました。

グループインタビューによって、定量調査では得られることができない深い質問を行うことができ、結果から、ターゲット層及び訴求方法についての仮説を抽出することができました。

【施策に活用】
グループインタビューのリサーチ結果より、これまではあくまで「コレステロールを抑えた」ものでしたが、よりコレステロールをゼロに近い状態に商品開発をすることで、その「コレステロールがゼロである」という点を特に強調しプロモーションを展開しました。その結果から「コレステロールが気になるあなたが手に取るべきお菓子」の部門でNo. 1を獲得することに成功。

もともとグループインタビュー時により関心を持たれていた30代・40代の男女以外に「脂質を気にしている層にも受け入れられ、売上数を伸ばすことに成功しました。

会場調査

会場調査とは、モニターを指定の会場へ集めて、自社の製品・サービスや広告を試してもらいアンケートやインタビューでその評価を徴収するというリサーチ方法です。ある一定の条件下において、製品・サービスを試してもらうことで、モニターの製品・サービスに対する第一印象を見られるだけではなく、リアルな感情の変化を観察することもできます。

会場調査のメリット

1、製品・サービスの機密性を保つことが可能
モニターを指定の会場に集めて行うリサーチ方法のため、モニターに開示した情報や資料をもれなく回収することができ、試作段階などで外部に流出することを避けたい製品・サービスの情報の機密性を保つことができます。また、製品・サービスの破損や紛失を避けることもできます。

2、モニターのリアルな反応を目で観察することが可能
モニターを指定の会場に集めて行うリサーチ方法のため、モニターの表情や行動などの些細な反応を目の前で見ることができます。

3、曖昧な回答を掘り下げて真意を聴取することが可能
モニターの調査票に対する回答に曖昧さがあったり、意図が見えない等が見受けられる場合にも、調査員がその場で回答者に内容を掘り下げて確認することができます。

4、試用条件を統一できるためバイアスを防ぐことが可能
モニターを指定の会場に集めて行うリサーチ方法のため、例えば食製品の試食の際などには提出する温度や調理方法などを統一することができ、それらがズレていることによって発生するバイアスを防ぐことができます。

会場調査のデメリット

1、費用がかかる
会場の手配や商品の搬送、調査員の配置、モニターのリクルートなどの工数がかかるため、ネットリサーチ等と比較をした場合、人手や手間が発生してくる点はデメリットだと言えるでしょう。

2、リラックスした状態での製品・サービスの試用が難しい場合がある
モニターを指定の会場に集めて行うリサーチ方法のため、モニターが調査目的で集められたということを意識しプレッシャーに感じるケースもあるため、リラックスした状態で製品・サービスを試すことができずリアルな反応を聴取しづらい可能性もあります。

人手や手間、費用がかかるため会場調査を断念したことで、顧客や消費者の気持ちが不明確なままで製品・サービスを発売しても、売上の向上や顧客満足度向上に対する改善点を見つけ出すことは難しいかもしれません。会場調査は難しい場合などはリサーチ方法をホームユーステストに切り替える等、目的や手段が近しいものに方法を切り替えることも視野に入れましょう。

ご紹介したリサーチ方法にはそれぞれ、メリットとデメリットがあります。自社製品・サービスにはどのリサーチ方法が適切なのか、調査条件をどのように仮定するのか、調査結果をどのようにアウトプットさせたいか等の観点から選びましょう。

会場調査を活用したリサーチサンプル事例

【課題】
某スマートフォンゲームアプリの提供を行っている企業では、新しくシニア向けスマートフォンゲームアプリを新商品として発売することを予定していましたが、自社でモニターを抱えていないため、コンテンツのコンセプトがターゲット層であるシニアにとって好ましいものなのかどうかを把握することが難しい状態でした。

そのため、会場調査のリサーチ方法を活用し、商材の対象となる60代以上のシニア層に対して調査を行い、「ゲームコンセプトのコンテンツの受容性」並びに「アプリ内での適切なUI/UXデザインはどういったものなのか」を把握することにしました。

【調査概要】
・調査期間:1日間
・サンプル数:500s
・調査結果:2冠
・第1位獲得項目:60代が気軽に楽しめるゲームアプリ/60代がハマっているゲームアプリ

【会場調査調査結果】
会場調査により、実際にモニターに発売前のアプリを操作してもらう際、同一条件でモニターをコントロールすることができ、質的に均一なデータを得るとともに、コンセプトの評価だけでなくアプリ画面や操作性についても評価をしてもらうことに成功しました。当初は60代以上のシニア層向けのゲームコンセプトとしてスマホ初心者でも気軽に遊ぶことができるゲーム、内容はソリティアのように、空いた時間で手をつけることができ、ルールも簡単なカードゲームのUIを想定しており、操作するためのカードの大きさをメインビジュアルにすることを想定していました。

しかしながら、アプリの操作を進めていく上で、これまでアプリ内に設置をしていなかった「ゲームの実績が確認できること」によって、ターゲット層がゲームを途中で止めていた、あるいは、ゲームをどの程度までクリアできるようになったのかについて把握できることが必要だったということに気がつきました。

【施策に活用】
会場調査のリサーチ結果で得られた「ゲームの実績が確認をできる一覧ページ」を別途作成し、ゲームの実績に応じて自分のアカウントのランキングが上位に上がる、というグレード設定をアプリ内に設けました。また、上記の結果から「60代が気軽に楽しめるゲームアプリ」「60代がハマっているゲームアプリ」の部門でNo. 1を獲得することに成功。

その点を特に強調した上で、コンテンツの評価、並びにアプリ画面や操作性の評価より得られた改善点を汎用し、シニア向けに受けがいいゲームアプリとしてプロモーションを展開しました。ターゲットに設定していた60代以上のシニア層の得に成功し、アプリのダウンロード数を飛躍的に伸ばすことに成功しました。

まとめ

No.1調査では、工数や人員の確保がかかるために高額な調査費用を要する場合がありますが、客観的な事実に基づく根拠を示すことによって信頼性並びに有利性が高いデータを得ることができます。

No.1調査を行うことによって、競合製品・サービスに対しての顧客の評価を知ることもできるため、今後マーケティング施策を考える際にも活用することができるでしょう。調査を行うにしてもリサーチ手法は様々あるので自社で得られるメリットとコストを天秤にかけた上で、実施するか判断しましょう。これまで、No.1調査を行ったことがない方は自社の製品・サービスの魅力を効果的に伝える1つのマーケティング施策として、これを機に是非チャレンジしてみてください。

 

まーけっちでNo.1調査を実施する際の費用

実施費用①
調査項目:5項目
費用:30万円~

実施費用②
調査項目:8項目
費用:50万円~

実施費用③
調査項目:10項目
費用:60万円~

※ネットリサーチでの実施費用になります。
※当社アンケートテンプレートに記載頂いた場合の費用になります。
詳しい内容については、下記の問い合わせよりご連絡お願い致します。

 

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戦略の意思決定を誤らないために、最低限重要なことだけを明確にできれば、
費用や時間がかからない簡単なリサーチでも十分です。

また、アンケートプロモーションでは、プロモーションと併せてリサーチをおこなうなど、リサーチとしてのコストをかけずに広告効果の補助として適切なリサーチ・マーケティングを行うことも可能です。

私達、株式会社まーけっちは、事業の成功に根差した、リサーチ・マーケティング支援を追及しています。
手法や戦略にご興味があるという方はお気軽にご相談下さい。

 

◆著者プロフィール

株式会社まーけっち 代表取締役社長 山中思温

山中思温


マーケティングリサーチのプラットフォームの企業で、 最年少で事業部を立ち上げ、広告予算ほぼゼロで、国内トップの実績を達成。
中小・スタートアップ企業のマーケティングに関する構造的課題を痛感し、それを解決するため、株式会社まーけっちを創業。大手企業・国家機関・スタートアップなど100社以上の戦略支援を行い、コミットと売り上げ貢献成果に定評がある。上智大学外国語学部卒。


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