1371記事 徹底分析「マーケティング」トレンドの変化を読み取る 3年前との「失敗」キーワード比較

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テクノロジーや顧客・ユーザーのニーズ・視聴媒体など、移り変わりの早いマーケティング業界。
3年後、5年後、10年後はどうなっているのでしょうか。
トレンド・マーケティングの流れと傾向をつかむ為に、まずは過去からの比較を「失敗」というキーワードに焦点をあてて、1300記事以上を比較分析しました!

1.はじめに

分析としては、マーケティングの主要キーワードと失敗をかけ合わせたキーワード出現率を今年(2019年〜2018年)と2016年とで比較しました。
実務と関連の強い「失敗」が含まれている記事と、出現するマーケティング関連のキーワードから、マーケティングトレンドにどのような変化が起きていそうか調査しました。

マーケティング施策を任された悩めるマーケターへいまどのような失敗記事がWebで賑わせているのか知っていただき注意喚起となることを目指しました。

2.1.検証方法

いま主要なマーケティング手法をキーワードとして定め、各カテゴリごとに分類したのが表2.1です。

各カテゴリごとの「キーワード」と「失敗」をGoogleの検索条件にして、2019年6月から1年以内の記事と、2016年の記事とで上位60本から100本の記事からキーワード 出現率を集計しました。

※ただし20万文字を超える記事はマイニングツールの制約上除外しております。

集計した結果をさらに両年に存在するキーワードの件数をカウントし、差分と増減率を出します。
増減率の差が多かったキーワードがWebに存在する記事が変化しており、関心度が高いと同時に失敗に関する関心度も高いことが考えられます。

※なお、記事の本数にバラツキがあるのは検索結果が100本ヒットしなかったカテゴリがあるためです。そのため集計結果に大きく差がでたキーワードもあります。したがって集計結果を完全に保証するものではありません。予めご承知おきください。 

表2.1 主要マーケティング手法(キーワード)とカテゴリ分類 一覧表

No カテゴリ名 キーワード 1 キーワード 2 キーワード3
Webマーケティング Web集客  Webサイト強化
ツール CRM    B2Bマーケティング
広報・宣伝 ターゲティング   販売促進 営業力強化
データ分析 マーケティング分析・データ活用  ー
ブランディング 認知/ブランディング・リスク対策  ー
エリア エリアマーケティング グローバルマーケティング
人員リソース、費用・予算 マーケティングコスト削減
EC 通販・ECマーケティング

2.2.検証結果まとめ

カテゴリ別に増減率が上位のキーワードを表にまとめました。
特筆していえるのはデータ分析と人員リソース費用・予算にAIの出現率が上がったり、ブランディングとECにおすすめが増加していることでしょうか。またコンサルティングも各カテゴリで出現率が上がっていました。
Instagram、TwitterなどSNSのワードやデザインなど流行ったワードが増えているのは頷けますが、営業活動やsalesが増えているのは部署ごとの連携に失敗が多く、苦労しているためと思われます。
テストが減少しているのは、”ターゲットが不明確”や”デザインの失敗”などサイトの設計に関する失敗記事がありました。そのためサイト構築のテストフェーズより設計フェーズに関心が高まったのではないかと思われます。

表2.2 カテゴリ別集計結果まとめ

 

Webマーケティング

ツール 広報・宣伝 データ分析 ブランディング エリア

人員リソース費用・予算

EC

増加 コンサルティング Sales  営業活動 整理 オススメ 資料 AI おすすめ
ECサイト サポート    営業力 AI 発信 体験 CRM 向上
Twitter オンライン   Instagram 体験 言葉 プロモーション デザイン ネット通販
減少 企画 ゴール EC 提案 確保 意味 設計 作成
ニーズ 市場 ホームページ 特徴 観光 韓国 IT テスト
テスト 見込 ネットショップ リアルタイム 研究 プロダクト イメージ 流通

 

 

3.検証結果 カテゴリー別詳細

増減率が多かった順に並べ替えて、日常会話で使用する品詞を除いたキーワードを中心に検証結果を表にまとめました。特筆することがあればコメントも併せて載せております。

3.1 Webマーケティング (Web集客、Webサイト強化)

3.1.1 今年増加したキーワード

1番の増減率はコンサルティングで900%増加していました。

表には書いておりませんが、実は同じようなキーワードでコンサルタントも600%増加しており、両キーワードを合わせると1500%増でした。

Webマーケティングのコンサルティング会社選びに失敗するケースが増加しているのでしょうか。笑

そのほかにSNSではTwitterの増加率が500%でした。Twitterがよく利用されていることが伺えます。

No キーワード  2019年件数 n=91 2016年件数 n=81 増減率
1 コンサルティング 10 1 900%
2 ECサイト 8 1 700%
3 Twitter 6 1 500%
4 マーケティングオートメーション 6 2 200%
5 KPI 3 1 200%
6 Instagram 3 1 200%
7 ペルソナ 3 1 200%
8 コンバージョン 7 3 133%
9 Facebook 10 5 100%
10 SEO 41 29 41%

 

3.1.2 今年減少したキーワード

テスト以外のキーワードは企画段階におけるキーワードが目立ちました。Webサイトの構成がある程度確立されてきたといえるかもしれません。

No キーワード  2019年件数 n=91 2016年件数 n=81 増減率
1 企画 2 9 -78%
2 ニーズ 2 9 -78%
3 テスト 1 4 -75%
4 アプローチ 1 4 -75%
5 ゴール 1 3 -67%

 

3.2 ツール (CRM、B2Bマーケティング)

3.2.1 今年増加したキーワード

sales(セールス)、salesforceといった営業支援ツールに関するキーワードが増加していました。またサポート、オンライン、強化といったキーワードも出現していました。

営業支援ツールを使ったサポート、強化で失敗しているケースが増えているのでしょうか。

No キーワード  2019年件数 n=63 2016年件数 n=67 増減率
1 sales 6 1 500%
2 サポート 12 2 500%
3 オンライン 6 1 500%
4 強化 4 1 300%
5 salesforce 10 3 233%
6 セールス 12 4 200%
7 インバウンドマーケティング 3 1 200%
8 運営 6 2 200%
9 コンセプト 3 1 200%
10 ソフトウェア 3 1 200%

 

3.2.2 今年減少したキーワード

No キーワード  2019年件数 n=63 2016年件数 n=67 増減率
1 ゴール 1 6 -83%
2 市場 1 6 -83%
3 見込 1 6 -83%
4 顧客管理 2 10 -80%
5 指標 1 4 -75%

 

3.3 広報・宣伝 (ターゲティング広告、販売促進、営業力強化)

3.3.1 今年増加したキーワード

営業活動、営業力が増加しておりました。営業力強化に関する記事が多く配信されているのが伺えます。

そのほかにSNSからはInstagramが増加していました。Instagramで営業活動する企業さんが増えてきたのではないでしょうか。

次に配信というキーワードも増えていました。動画配信による営業活動が増えてきたのが伺えます。

No キーワード  2019年件数 n=85 2016年件数 n=96 増減率
1 営業活動 8 1 700%
2 営業力 6 1 500%
3 Instagram 4 1 300%
4 キャンペーン 4 1 300%
5 配信 11 3 267%
6 コンサルティング 6 2 200%
7 SFA 3 1 200%
8 promotion 3 1 200%
9

ミッション

3 1 200%
10 AI 3 1 200%

 

3.3.2 今年減少したキーワード

EC、ホームページ、ネットショップなど販売の基盤を連想させるキーワードは減少しておりました。ある程度ECサイト構築に関する記事の更新は落ち着いてきたといえるかもしれません。

No キーワード  2019年件数 n=85 2016年件数 n=96 増減率
1 EC 1 5 -80%
2 ホームページ 1 4 -75%
3 ネットショップ 1 3 -67%
4 ブランディング 1 3 -67%
5 Facebook 1 3 -67%

 

 

3.4 データ分析 (マーケティング分析・データ活用)

3.4.1 今年増加したキーワード

データ分析ではAIの件数が5倍増加している結果になりました。AIの研究が盛んに行われている一方で導入に失敗している企業も多いのかもしれません。

No キーワード  2019年件数 n=100 2016年件数 n=90 増減率
1 整理 8 1 700%
2 AI 24 4 500%
3 体験 6 1 500%
4 収益 6 1 500%
5 認識 6 1 500%
6 強み 5 1 400%
7 オンライン 5 1 400%
8 発見 5 1 400%
9 デジタル 13 3 333%
10 膨大 8 2 300%

 

3.4.2 今年減少したキーワード

提案が5件減少しておりマーケティング分析やデータ活用の提案段階での失敗記事は減少傾向にあると言えそうです。

No キーワード  2019年件数 n=100 2016年件数 n=90 増減率
1 提案 1 6 -83%
2 特徴 1 5 -80%
3 リアルタイム 1 4 -75%
4 可視化 1 3 -67%
5 最適化 1 3 -67%

 

3.5 ブランディング (認知/ブランディング・リスク対策)

3.5.1 今年増加したキーワード

オススメという意外なキーワードが900%増していました。

多くの商品から何を選んだらよいかわからないお客様への配慮が認知につながるのかもしれません。

そのほかには発信、Instagram、投稿、言葉などが増加していました。

SNSによる認知と言葉の重要性について関心が高まっているのでしょうか。

No キーワード  2019年件数 n=84 2016年件数 n=97 増減率
1 オススメ 10 1 900%
2 発信 8 1 700%
3 言葉 6 1 500%
4 Instagram 11 2 450%
5 投稿 10 2 400%
6 デジタル 5 1 400%
7 費用 9 2 350%
8 変化 8 2 300%
9 ジャンル 4 1 300%
10 ネガティブ 4 1 300%

3.5.2 今年減少したキーワード

No キーワード  2019年件数 n=84 2016年件数 n=97 増減率
1 確保 1 8 -88%
2 観光 1 7 -86%
3 研究 2 13 -85%
4 政策 1 6 -83%
5 KPI 1 5 -80%

 

3.6 エリア (エリアマーケティング、グローバルマーケティング)

3.6.1 今年増加したキーワード

エリアは資料、体験が900%増加していました。体験イベントやそのイベントの見やすい資料作りが体験イベントの成否を分けるのでしょうか。

No キーワード  2019年件数 n=99 2016年件数 n=87 増減率
1 資料 10 1 900%
2 体験 10 1 900%
3 プロモーション 6 1 500%
4 キャンペーン 5 1 400%
5 マーケティング戦略 5 1 400%
6 生産 5 1 400%
7 問い合わせ 10 2 400%
8 企画 15 3 400%
9 ダウンロード 5 1 400%
10 売却 5 1 400%

 

3.6.2 今年減少したキーワード

No キーワード  2019年件数 n=99 2016年件数 n=87 増減率
1 意味 1 6 -83%
2 韓国 1 5 -80%
3 プロダクト 1 5 -80%
4 資金調達 1 4 -75%
5 エリア・マーケティング 1 4 -75%

 

3.7 人員リソース、費用・予算 (マーケティングコスト削減)

3.7.1 今年増加したキーワード

AIが700%増加していました。マーケティングコスト削減にAIを導入しようとする企業が増加しているのでしょうか。

そのほかにWebマーケティングなどと同様にコンサルティングが増加していました。

コスト削減にコンサルティングを利用しようとする企業が増えているのでしょうか。

No キーワード  2019年件数 n=100 2016年件数 n=90 増減率
1 AI 8 1 700%
2 CRM 8 1 700%
3 デザイン 7 1 600%
4 コンサルティング 5 1 400%
5 システム開発 4 1 300%
6 期間 4 1 300%
7 役割 4 1 300%
8 技術 11 3 267%
9 運営 11 3 267%
10 デメリット 14 4 250%

 

3.7.2 今年減少したキーワード

No キーワード  2019年件数 n=100 2016年件数 n=90 増減率
1 設計 2 12 -83%
2 IT 1 5 -80%
3 イメージ 1 5 -80%
4 シェア 1 4 -75%
5 Facebook 1 4 -75%

 

3.8 EC (通販・ECマーケティング)

3.8.1 今年増加したキーワード

3.5 ブランディングと同様におすすめが900%増加していました。

こちらもお客様への配慮がECの成否を分けるのかもしれません。

No キーワード  2019年件数 n=85 2016年件数 n=56 増減率
1 おすすめ 10 1 900%
2 向上 9 1 800%
3 ネット通販 8 1 700%
4 最新 8 1 700%
5 提案 7 1 600%
6 手法 7 1 600%
7 ma 7 1 600%
8 経営 6 1 500%
9 コンサル 6 1 500%
10 AI 6 1 500%

3.8.2 今年減少したキーワード

No キーワード  2019年件数 n=85 2016年件数 n=56 増減率
1 作成 1 5 -80%
2 テスト 1 4 -75%
3 流通 1 3 -67%
4 リスティング広告 1 3 -67%
5 費用 2 5 -75%

 

◆最後に…

私達、まーけっちは、「ビジネスをもっと面白く」事業の成功に根差した、
リサーチ・マーケティング支援を追及しています。適切なリサーチ・マーケティング手法や戦略にご興味があるという方はお気軽にご相談下さい。

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◆著者プロフィール

山中思温株式会社まーけっち 代表取締役社長 山中思温

マーケティングリサーチのシステムとデータの提案営業を経験後、 最年少で事業部を立ち上げ、
アンケートアプリの、若年層国内ナンバーワンを達成。
リサーチの重要性と併せて、コストや施策への活用の課題を痛感し、中小・スタートアップでも
リサーチやマーケティング施策の最適化をより手軽に利用できるようにする為、
リサーチ×マーケティング支援事業の”株式会社まーけっち”を創業。

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